2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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システム創成工学・電気・電子通信コースデバイス・ナノテクノロジー内 容内容: タンカーから海に流出した油、水溶性加工液中に蓄積し続けたカーボンスカム、最近では海や川に漂うマイクロプラスチックなど、液面を浮遊するマイクロスラッジが面白いように回収できる不思議なしかけです。 よく耳にするように、フィルターの目でマイクロスラッジを回収しようとすると、頻繁に目詰まりが起こりスムーズに回収作業をすすめることができません。 また、海洋や河川等に流出した油やマイクロプラスチックなどは、海水等の動きに合わせて自由に流動するため、網で金魚をすくおうとしても金魚がスルッと逃げていき上手くすくえない、と同じ理由で簡単には捕捉できません。ではどうすれば良いか? ではどうすれば良いか?アピールポイント:アピールポイント 答えは簡単。液面を浮遊するマイクロスラッジの動きを科学的に観察し、泥臭く回収方法を考え続けることです。そして辿り着いた一つの答えが提案の不思議なしかけです。分野:機械システム工学専門:生産加工学分 野機械システム工学E-mail:kondo@yz.yamagata-u.ac.jp専 門生産加工学Tel :0238-26-3754E-mail ・ kondo@yz.yamagata-u.ac.jpFax:0238-26-3754Tel ・ 0238-26-3754HP :https://eastbook.yz.yamagata-u.ac.jp/Fax ・ 0238-26-3754HP ・ https://eastbook.yz.yamagata-u.ac.jp/内 容内容:室温原子層堆積法:有機金属材料ガスと酸化性ガスを真空容器に室温原子層堆積法:有機金属材料ガスと酸化性ガスを真空容器交互に充満させることで、固体基板に酸化物薄膜を非常に均一にに交互に充満させることで、固体基板に酸化物薄膜を非常に均制御性よく形成する技術です。従来法では、250℃から300℃程度一に制御性よく形成する技術です。従来法では、250℃から300℃程度の基板加熱が必要でしたが、当研究室ではプラズマの基板加熱が必要でしたが、当研究室ではプラズマで発生させたで発生させた酸化ガスを利用することで、室温での原子層堆積酸化ガスを利用することで、室温での原子層堆積が可能になりましが可能になりました。この優れた低温性は、熱に弱くて適用さた。この優れた低温性は、熱に弱くて適用されていなかった有機エれていなかった有機エレクトロニクスの分野にもこの技術が利レクトロニクスの分野にもこの技術が利用できることを示唆するも用できることを示唆するものです。本研究室では、この技術をのです。本研究室では、この技術を活用して、太陽電池のパッシ活用して、太陽電池のパッシベーション技術に利用する予定です。ベーション技術に利用する予定です薄膜トランジスタ:薄膜トランジスタは、半導体を薄膜としてバイアスによって薄膜内にキャリア蓄積させることで電導薄膜トランジスタ:薄膜トランジスタは、半導体を薄膜としてバイア度を変調させ、トランジスタ(電流のスイッチ)として機能スによって薄膜内にキャリア蓄積させることで電導度を変調させ、トさせるものです。薄くて透明であるため、有機ELディスレプランジスタ(電流のスイッチ)として機能させるものです。薄くて透明イの駆動に用いられるほか、チャネル自身をセンサーの母材であるため、有機ELディスレプイの駆動に用いられるほか、チャネとして活用し、2次元アレイとして活用することもできます。ル自身をセンサーの母材として活用し、2次元アレイとして活用す当研究室では、ナノ薄膜でチャネルを形成することで、光セることもできます。当研究室では、ナノ薄膜でチャネルを形成するこンサーや分子吸着センサーの実現を目指しています。とで、光センサーや分子吸着センサーの実現を目指しています。アピールポイントアピールポイント: ご相談は随時お受けいたします。ご相談は随時お受けいたします。79多孔体の表面上に浮遊しやすいマイクロスラッジを含む液体を流すことで、マイクロスラッジを多孔体に集められないか?実実施施例例11液体中に浮遊する浮上油だけを回収する実実施施例例2水溶性加工液中のカーボンスカムを回収する室温原子層堆積法超高感度紫外線センサー(薄膜トランジスタ)金属へのコーティング事例タンカーから海に流出した油、水溶性加工液中に蓄積し続けたカーボンスカム、最近では海や川に漂うマイクロプラスチックなど、液面を浮遊するマイクロスラッジが面白いように回収できる不思議なしかけです。よく耳にするように、フィルターの目でマイクロスラッジを回収しようとすると、頻繁に目詰まりが起こりスムーズに回収作業をすすめることができません。また、海洋や河川等に流出した油やマイクロプラスチックなどは、海水等の動きに合わせて自由に流動するため、網で金魚をすくおうとしても金魚がスルッと逃げていき上手くすくえない、と同じ理由で簡単には捕捉できません。答えは簡単。液面を浮遊するマイクロスラッジの動きを科学的に観察し、泥臭く回収方法を考え続けることです。そして辿り着いた一つの答えが提案の不思議なしかけです。分野:システム創成工学・電気・電子通信コース分 野専門:デバイス・ナノテクノロジーE-mail:fhirose@yz.yamgata-u.ac.jp専 門Tel :0238-26-3767E-mail ・ fhirose@yz.yamgata-u.ac.jpFax:0238-26-3767Tel ・ 0238-26-3767HP :http://fhirose.yz.yamagata-u.ac.jpFax ・ 0238-26-3767HP ・ http://fhirose.yz.yamagata-u.ac.jp写真の貼り付け願います液面を浮遊するマイクロスラッジを回収する不思議なしかけ液面を浮遊するマイクロスラッジを回収する不思議なしかけキーワード[流出油カーボンスカムマイクロプラスチック液中からの回収]教授近藤康雄キーワード[ 流出油、カーボンスカム、マイクロプラスチック、液中からの回収 ]原子界面制御による高機能デバイスの創成研究原子界面制御による高機能デバイスの創成研究キーワード[ 原子層堆積、界面、太陽電池、電子デバイス ]キーワード[原子層堆積、界面、太陽電池、電子デバイス]教授 近藤 康雄教授 廣瀬 文彦教授廣瀬文彦

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