工学部だより
教職員対象の「コンプライアンス研修」を実施しました
2010/9/7
平成22年8月5日(木)と8月30日(月)に、教職員対象の「コンプライアンス研修」を実施しました。
国立大学の法人化以来、産学官連携が発展し、従来なら大学が関わらなかったような事業にもその関与が目立つようになってきました。社会貢献の幅が広がる一方、大学がそうした形で一般社会との連携を深めるためには、当然そこで守るべき規範に大学も従わなくてはなりません。つまり、利益相反マネジメントを含む法令等遵守(いわゆるコンプライアンス)のための方針を明確に定め、それに実行力を持たせ、大学での研究活動や産学官連携活動に対する不信を招くことのないようにしなければなりません。
2回行った研修には、本学部の多くの教職員が参加しました。午前中は、社会連携活動に関する留意点として、不正競争防止法と利益相反問題への対応や知的財産権の概略、共同研究の結果生み出される知的財産(主として特許)を巡る問題などについて解説がありました。いずれも共同研究や受託研究などを通じて、外部機関との交流を持つ教職員が留意すべき点を重点的に学びました。
午後は、安全衛生管理やキャンパス・ハラスメント、倫理、学生との対応、教授法などについて解説がありました。
このような研修を行うことにより、本学部のコンプライアンス体制を整え、自由な研究環境を守り、教職員が安心して日常の教育・研究業務に専念できる環境を作り上ることを目指します。