工学部だより
「学科横断型ものづくりプロジェクト」の競技会・展示会を実施しました
2011/1/20
平成23年1月18日（火）に、「学科横断型ものづくりプロジェクト」の競技会・展示会が行われました。
昨年10月よりスタートした本プロジェクトは、学科の異なる学生たちが自分の専門性を生かし、チームで課題を解決するものです。チームでものづくりを実践することにより、協調性、行動力、決断力などを養成します。単位のない授業時間外のプロジェクトに33人の学生が応募し、教員と大学院学生のTA の指導のもと、1班3名で課題に取り組みました。
１つめの課題は、「雪面・氷上走行用ラジコン車の製作」。成果発表として、百周年記念会館前の広場に準備した雪上走行コースで、タイムトライアルの競技会を行いました。雪崩後の荒れた雪面走行を想定して製作されたマシンのベースは同じ市販のラジコンですが、タイヤや車体に様々な雪上対策の工夫が施されています。軽快に雪道を走るものや雪にタイヤを取られ進めなくなってしまったものなど様々でしたが、ラジコン車がコースを走る度に、学生達からは拍手や歓声が上がりました。
もう１つの課題は、「バイオマスを用いた建築壁材の創成」。環境に優しい自然派建築材料の開発を目指しました。会館内のセミナールームでは、接着剤を使用しない自然に優しい造りなど、様々なアイディアを凝らしたミニチュアの部屋の展示発表が行われました。
プロジェクトに参加した学生からは、「最初は思ったような壁にならなかったが、仲間たちと相談したり先生方にアドバイスをいただいたことによって、最終的には自分達が決めたテーマで頑丈な壁を作れたことが嬉しかった」などの感想が聞かれました。
１月２５日（火）には、プロジェクトの総仕上げとして、成果発表のプレゼンテーションと表彰式が、ものづくりセンターにて行われます。
