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今年も工学部の学生が「除雪ボランティア」を実施中!

2011/1/20

 豪雪地域の高齢者の冬期の不安を解消するため、本学部の学生たちが除雪ボランティアを行っています。
 平成18年の大雪の際、高齢者の方々の困っている現状を目にした米沢市の山形大学工学部の学生たちが自分たちに何かできることがないかと考えた結果、翌年から始まったのがこの除雪ボランティア活動です。今年で5年目となる活動は、毎年少しずつ拡大しており、今年は電気電子工学科の5研究室を中心とした56人の学生で、米沢南部地区の高齢者住宅、独居老人住宅、障害者住宅等20軒の除雪作業を予定しています。学生たちの自発的な社会貢献活動が評価され、昨年度は「米沢工業会賞(※1)」を受賞し、今年度の「山形大学・元気プロジェクト(※2)」に選ばれています。
 平成23年1月17日(月)に、今年第1回目の除雪作業を行いました。活動グループ代表の麦島一輝さん(電気電子工学専攻1年)は、「元気プロジェクトの申請や様々な苦労もありましたが、大学から支援をいただいたおかげで除雪の作業道具を揃えるなど、昨年度より活動を拡大できました。今後の目標はボランティアの人数と除雪依頼者を増やしていくこと。来年からは他学科の学生ももっと参加できるよう、学内周知を図っていきたいと思います」と抱負を述べました。
 除雪を依頼された方々からは、「自分では出来ないことをやっていただいて、本当にありがとうございます」と深い感謝の言葉をいただきました。また、「普段にはない年齢層との交流ができた」などの感想も聞かれ、例年好評をいただいております。
 今年は、2月14日(月)までの毎週月曜日13:00~16:00に活動を行っていきます。

(※1)「米沢工業会賞」
 毎年、工学部で社会貢献活動やサークル活動で顕著な貢献があった個人及び団体へ授与されます。

(※2)「山形大学・元気プロジェクト」
 学生の自主的な活動を活性化し、同時に学生の力で山形を元気にしてもらうことを目的に、30万円を上限として大学から実施経費を支援するものです。今年度は、高齢者宅での除雪ボランティア活動を含め、6件の団体が活動を行っています。

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