工学部だより
「有機エレクトロニクス シンポジウム in 米沢 2012」を開催しました（動画配信）
2012/3/2
平成24年3月2日（金）に米沢市伝国の杜置賜文化ホールにて、「有機エレクトロニクス シンポジウム in 米沢 2012」を開催しました。
はじめに基調講演として、「有機ＥＬテレビの企画から立ち上げまで、有機エレクトロニクスの今後の展開」と題して、ソニー株式会社 シニア・リサーチ・アドバイザーの占部哲夫氏に講演いただきました。
占部氏は、自らが手がけてきた有機ＥＬテレビの開発から初出荷までを振り返り、新たな商品を世に出すまでに乗り越えてきた課題や苦労について述べられました。また、今後はフレキシブルディスプレイがディスプレイの主流となっていくであろうこと、その流れの中で有機ＥＬテレビの重要性が増していくであろうと、述べられました。
つぎにパネルディスカッションに移りました。大場好弘有機エレクトロニクス研究センター長を座長に、占部氏をはじめ、東北パイオニア株式会社 OLED事業部 技師長の尾越国三氏、本学城戸淳二卓越研究教授、時任静士卓越研究教授、吉田司教授の５名をパネリストとして、これまでの有機エレクトロニクス関連研究開発の成果や産業化へ向けた今後の取り組みなどについて活発に意見交換を行いました。
連携行事として、午後より伝国の杜置賜文化ホール及び上杉城史苑を会場として、高分子学会主催の有機エレクトロニクス研究会異業種交流会が開催されました。交流会では、様々な業種の有機エレクトロニクス関連企業がショートプレゼンテーションやパネル展示を行い、一堂に会する機会の少ない異業種の企業間で交流を深め、情報を交換しました。
