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平野文部科学相が有機エレクトロニクス研究センターを視察しました

2012/4/7

 平野博文文部科学大臣が、4月7日(土)、本学部内にある「有機エレクトロニクス研究センター」の視察に訪れました。
 有機EL、有機太陽電池、有機トランジスタの主要3部門からなる本センターでは、世界でもトップクラスの研究者が数多く集結し、シリコン半導体に代わる次世代の革新的な有機エレクトロニクス技術の研究を進めています。
 平野文科相は、世界で初めて白色有機ELの開発に成功した本学城戸淳二卓越研究教授の案内でセンター内を見学しました。1階クリーンルームを見学した後、城戸教授の研究室を訪れ、研究室内に設置してある有機ELの照明で実際の有機の光を体験しました。平野文科相は興味深く照明を眺めながら、城戸教授の解説に耳を傾けていました。
 その後は飯塚博工学部長、大場好弘センター長、城戸教授から、それぞれ本学部や有機エレクトロニクス関連プロジェクトの展開などの紹介がありました。城戸教授は紹介の中で、「有機ELテレビは今までのテレビと比べて消費電力が低く、大型化には有利になる。将来的には、印刷技術を応用した低コスト製造も可能となる」と、今後の有機エレクトロニクスの展開に対する熱意を述べました。
 視察を終えた平野文科相は、「実際に地方の研究現場を訪れることにより、研究の種がどのように育っているかをこの目で見ることができた。日本が持続的に発展、成長していく仕組みをつくるよう、国としてバックアップしていきたい」と述べられました。

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