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大久保重範先生(機械システム工学分野)の最終講義を開講しました

2013/3/19

 平成25年2月28日(木)、今年度限りで定年退職される大久保重範先生(機械システム 工学分野)による最終講義「制御工学の教育と研究」がおこなわれました。
 大久保先生は、昭和45年3月に東北大学工学部電子工学科をご卒業後、東京大学大学 院に進学、昭和55年3月に博士課程を修了し工学博士の学位を授与されました。三菱電機株式会社に勤務された後、昭和55年4月より東京大学で教鞭をとられ、昭和63年4月には故郷山形の山形大学工学部機械工学科助教授に着任されました。平成2年4月に教授に昇任、今日に至るまで多数の学生のご指導にあたってこられました。特に数多くの留学生を含めた博士後期課程修了生を輩出され、国際貢献にも寄与されました。 大久保先生は、制御工学、とりわけ非線形レギュレータや非線形モデル追従形制御などに関する研究と教育に尽力されました。
 当日は、本学部の学生・教職員をはじめ大勢の卒業生も集まりました。講義では山形大学での思い出話なども交えつつ制御工学に関する教育と研究について数多くの事例に基づいて説明して下さいました。数式も含まれた講義でしたので難解な部分もありましたが、数学に長けている大久保先生らしさが感じられました。最後に花束の贈呈が行われ、出席者は盛大な拍手で本学部の教育研究にご尽力された大久保先生に感謝の意を伝えました。
 講義後は国際事業化研究センターに会場を移し、大久保先生を囲んでの茶話会が開かれました。

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