2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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FeOONOOONOOOOO メディエーター含有型補酵素 (フェロセニルNAD+)他に、こんな機能性フェロセン分子も作っています。Redox活性を持つ分子集合体集合体が崩壊して内容物を放出するベシクル中での酵素反応生体膜親和型分子集合体 (ビスプレニル二リン酸型フェロセン)刺激応答型低分子ゲル化剤刺激応答型フェロセン‐クラウンエーテル界面活性剤・機能性DDSのキャリア・薬物・香料などの徐放性カプセル・酵素の新しい反応場サーファクタントで呼吸器疾患が治る!?新規サーファクタントSCGB3A2を肺炎、肺線維症、慢性閉塞性肺疾患などの治療薬として応用したい!!FFeerrrroocceennee内 容内容: 刺激応答型のフェロセン―クラウンエーテル界面活性剤は、 刺激応答型のフェロセン‐クラウンエーテル界面活性剤は、水溶水溶液中で自己組織化して超分子を形成します。フェロセン液中で自己組織化して超分子を形成します。フェロセンのシクロペンタジエニル環の自由回転により、通常安定形ではanti typeに、のシクロペンタジエニル環の自由回転により、通常安定形でカチオン存在下ではサンドウィッチ型の syn typeを採ることから、はanti typeに、カチオン存在下ではサンドウィッチ型の 前者ではベシクル様構造を、後者ではミセル様構造を形成します。syn typeを採ることから、前者ではベシクル様構造を、後者いづれの分子集合体もフェロセンのレドックス活性により電気化ではミセル様構造を形成します。いずれの分子集合体もフェ学的な酸化還元で集合体構造の崩壊と再形成を制御することがロセンのレドックス活性により電気化学的な酸化還元で集合可能です。体構造の崩壊と再形成を制御することが可能です。 我々は、分子構造を制御できる新規な機能性DDS(ドラッグデリ 我々は、分子構造を制御できる新規な機能性DDS(ドラッバリ-システム)のキャリアや薬物・香料などの徐放性カプセル,グデリバリ-システム)のキャリアや薬物・香料などの徐放酵素の新しい反応場としての可能性などを探っています。 性カプセル、酵素の新しい反応場としての可能性などを探っアピールポイント:ています。 積極的に産学連携に取組んでおり、これまでにバイオディーゼル燃料製造装置や米糠糀を使った菓子の開発などに成功し、上アピールポイント市するまでに至っています。有機合成と酵素反応ができるところ 積極的に産学連携に取組んでおり、これまでにバイオが私の強みです。ディーゼル燃料製造装置や米糠糀を使った菓子の開発などに成功し、上市するまでに至っています。有機合成と酵素反応分  野: バイオ化学工学ができるところが私の強みです。専  門: 有機合成化学・酵素工学E-mail : kijima@yz.yamagata-u.ac.jpバイオ化学工学分 野Tel : 0238-26-3127   専 門有機合成化学・酵素工学Fax : 0238-26-3413                 E-mail ・ kijima@yz.yamagata-u.ac.jpHP : http://acebe.yz.yamagata-u.ac.jp/laboratory/biochemistry/ Tel ・ 0238-26-3127Fax ・ 0238-26-3413organic/labo_011/HP ・ http://acebe.yz.yamagata-u.ac.jp/laboratory/biochemistry/organic/labo_011/内 容内容: 肺は我々が生きるために必要な「呼吸」を行う大切な臓器です。こ 肺は我々が生きるために必要な「呼吸」を行う大切な臓器れまで, 心臓病や脳血管傷害、癌ばかりが死亡原因として恐れらです。これまで、心臓病や脳血管傷害、癌ばかりが死亡原因として恐れられてきました。しかし、実は肺の病気で亡くなれてきました。しかし,実は肺の病気で亡くなる方は非常に多く肺る方は非常に多く肺の病気を治すことができれば、我々の寿の病気を治すことができれば, 我々の寿命が延びたり,生活の質命が延びたり、生活の質(QOL)が高くなることが期待され(QOL)が高くなることが期待されます。また,低体重児と言われるます。また、低体重児と言われる予定より早く生まれてきた予定より早く生まれてきた赤ちゃんの肺の発育を助けることができ赤ちゃんの肺の発育を助けることができれば、多くの赤ちゃんが健康に育つことになります。れば,多くの赤ちゃんが健康に育つことになります。 そこで、私は肺自身が作り出し、界面活性剤として機能す そこで,私は肺自身が作り出し,界面活性剤として機能するサーるサーファクタントというタンパク質が呼吸器疾患や肺の発ファクタントというタンパク質が呼吸器疾患や肺の発生にどのように生にどのように働き、どのような効果をもたらすのかを研究働き, どのような効果をもたらすのかを研究しています。特に細胞しています。特に細胞工学や分子生物学、動物実験を中心に呼吸器疾患モデルを細胞レベル、動物レベルで作成して検討工学や分子生物学, 動物実験を中心に呼吸器疾患モデルを細胞レしています。また、肺を理解するためには、工学的な解析やベル,動物レベルで作成して検討しています。また,肺を理解する生理学的な解析が重要であるため、基礎的な生物学的解析をためには,工学的な解析や生理学的な解析が重要であるため,基ベースに広い観点から研究を進めています。そして「役に立礎的な生物学的解析をベースに広い観点から研究を進めています。つ研究」を目指しています。そして「役に立つ研究」を目指しています。アピールポイントアピールポイント: SCGB3A2は全身のアレルギー反応を改善する可能性が出 SCGB3A2は全身のアレルギー反応を改善する可能性が出てきててきています。SCGB3A2の謎を解明し、SDGsの目標3の「すいます。SCGB3A2の謎を解明し,SDGsの目標3の「すべての人にべての人に健康福祉を」に貢献します。健康福祉を」に貢献します。分  野: バイオ化学工学分 野バイオ化学工学専  門: 分子生物(遺伝子工学)、生理学専 門分子生物(遺伝子工学)、生理学E-mail : kurotanir@yz.yamagata-u.ac.jpTel : 0238-26-3365E-mail ・ kurotanir@yz.yamagata-u.ac.jpFax : 0238-26-3365  Tel ・ 0238-26-3365Fax ・ 0238-26-3365HP : http://kurotani-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/HP ・ http://kurotani-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/29分子構造を制御できる高機能両親媒性分子の開発キーワード[ フェロセン、界面活性剤、レドックス ]呼吸器疾患を治す新薬の開発キーワード[ 肺発生、呼吸器疾患、サーファクタント ]准教授 木島 龍朗准教授 黒谷 玲子

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