2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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(a)(b)内 容内容: 自己組織化マップ(Self-Organizing Map, SOM)は多次元のデー 自己組織化マップ(Self-Organizing Map, SOM)は多次タを2次元のマップ上に非線形写像する手法です。マップは入力元のデータを2次元のマップ上に非線形写像する手法です。データを適切に反映するように、自己組織的に学習されます。マップは入力データを適切に反映するように、自己組織的に 我々の研究室では、自己組織化マップの特長を維持しつつ、主学習されます。成分分析による初期値設定と一括学習によって、学習を高速化す 我々の研究室では、自己組織化マップの特長を維持しつつ、るとともに安定した学習性能(同一のデータセットからは同一のマッ主成分分析による初期値設定と一括学習によって、学習を高プが作られる)を実現しました。この改良型SOMによって、コドン使速化するとともに安定した学習性能(同一のデータセットからは同一のマップが作られる)を実現しました。この改良型用頻度による遺伝子の分類や、オリゴヌクレオチド頻度に基づくゲSOMによって、コドン使用頻度による遺伝子の分類や、オノム配列断片の分類などを行っています。リゴヌクレオチド頻度に基づくゲノム配列断片の分類などを 自己組織化マップを用いると、多変量で表現されたデータを分類行っています。することができます。左の図に示す例のように、主成分分析に代表 自己組織化マップを用いると、多変量で表現されたデータされる線形解析に比べて、複雑なデータを鮮明に分けることが可を分類することができます。左の図に示す例のように、主成能です。分分析に代表される線形解析に比べて、複雑なデータを鮮明に分けることが可能です。HP : http://ei4web.yz.yamagata-u.ac.jp/分 野E-mail : saitoh@yz.yamagata-u.ac.jpTel : 0238-26-3178専 門Fax : 0238-26-3178E-mail ・ saitoh@yz.yamagata-u.ac.jpTel ・ 0238-26-3178HP : https://saitohlab.yz.yamagata-u.ac.jp/Fax ・ 0238-26-3178HP ・ https://saitohlab.yz.yamagata-u.ac.jp/内容:内 容 偏微分方程式の初期値・境界値問題を数値的に解く方法として,差分法,有限要素法や境界要素法に代表されるメッシュ法が開発 偏微分方程式の初期値・境界値問題を数値的に解く方法としされました.しかしながら,これらの解法は前処理として解析領域て、差分法、有限要素法や境界要素法に代表されるメッシュ法全体を要素の集合に分割する必要があるため,領域形状が複雑が開発されました。しかしながら、これらの解法は前処理としになるほど,要素分割に要する労力が増大してしまいます(図1).て解析領域全体を要素の集合に分割する必要があるため、領域要素分割の問題を解決するため,近年,メッシュレス法が提案され,形状が複雑になるほど、要素分割に要する労力が増大してしま多くの素晴らしい成果が生まれています.このことから,メッシュレいます(図1)。要素分割の問題を解決するため、近年、メッシュス法はメッシュ法に代わる次世代の数値解法と云っても過言ではレス法が提案され、多くの素晴らしい成果が生まれています。ありません.このことから、メッシュレス法はメッシュ法に代わる次世代の これまで,本研究では精度向上や計算速度改善を目的としたメッ数値解法と云っても過言ではありません。シュレス法の改良を行いました,その成果の一つとして,高精度境 これまで、本研究では精度向上や計算速度改善を目的とした界型メッシュレス法を提案し,同法の精度が境界要素法より高いこメッシュレス法の改良を行いました。その成果の一つとして、とが示されました(図2).現在,提案したメッシュレス法のさらなる高精度境界型メッシュレス法を提案し、同法の精度が境界要素性能向上を目指して,研究を進めております.法より高いことが示されました(図2)。現在,提案したメッシュレス法のさらなる性能向上を目指して、研究を進めております。アピールポイント: これまでの研究内容を活かして,将来的には提案したメッシュレアピールポイントス法の工学的問題への適用を目指します. これまでの研究内容を活かして、将来的には提案したメッシュレス法の工学的問題への適用を目指します。分  野: 情報科学専  門: シミュレーション科学アピールポイント: 自己組織化マップの応用範囲は広く,「こんなことにも使えるのアピールポイントか!」という応用事例があると思います。汎用のソフトウェアもあり 自己組織化マップの応用範囲は広く、「こんなことにも使えますが,当研究室ならではのカスタマイズが可能です。るのか!」という応用事例があると思います。汎用のソフトウェアもありますが、当研究室ならではのカスタマイズが可能です。分  野: 応用生命システム工学専  門: バイオインフォマティクス分 野応用生命システム工学E-mail : kinouchi@yz.yamagata-u.ac.jp専 門バイオインフォマティクスTel : 0238-26-3363Fax : 0238-26-3363E-mail ・ kinouchi@yz.yamagata-u.ac.jpTel ・ 0238-26-3363Fax ・ 0238-26-3363HP ・ http://ei4web.yz.yamagata-u.ac.jp/情報科学シミュレーション科学図図1  領領域域のの離離散散化化例例..(a)::メメッッシシュュ法法,,(b)::メメッッシシュュレレスス法法..図図2  相相対対誤誤差差εのの境境界界節節点点数数N依依存存性性..但但しし,,▲▲::提提案案法法,,▼▼::境境界界要要素素法法..図解主成分分析(線形写像): ほとんどが重なってしまう改良型SOM(非線形写像): 生物種ごとに鮮明に分かれるコドン使用頻度による遺伝子の分類結果49改良型自己組織化マップを用いた多変量データの解析キーワード[ 多変量データ、非線形写像、自己組織化マップ ]高性能メッシュレス法の開発キーワード[ 数値シミュレーション、メッシュレス解析 ]准教授 木ノ内 誠准教授 齋藤 歩

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