2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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320 Å内 容 静電気の帯電や除電を自在に操ることで、測定したり、動かしたり、くっつけたりする新しい技術に取り組んでいます。具体的には、 〇非接触による表面抵抗・体積抵抗測定(高抵抗領域)  → コーティング膜の硬化度、劣化度の評価に使う。  → 汚損絶縁物の評価、半導体の評価に使う。 〇静電パーティクルフィーダー  → 超微量の粉末(顆粒剤など)を定量供給・充填する 〇静電ロールクリーナー  → ゴミ取りのためのコロコロを粘着力でなく静電気力     で行う。 〇静電ワイドジェットノズル  → 液体を微粒化して塗着効率100%でワイドに塗着さ     せる 〇高性能イオナイザー  → 高速・ゼロレベルの除電 低コスト除電 など多数アピールポイント ものづくりの現場から寄せられた課題に対し、オリジナル技術で解決策を提供したいと考えております。静電気に関わる現場での課題をいただけると燃えるタイプです。情報・エレクトロニクス静電気工学分 野専 門E-mail ・ toshi@yz.yamagata-u.ac.jpTel ・ 0238-26-3280Fax ・ 0238-26-3280HP ・ https://toshi677.wixsite.com/mysite19.50.011.77.8Fluence [Å-2](b)(d)(e)(a)図解大型ヘリカル装置(LHD)炉壁の写真提供 核融合科学研究所Copyright (2018) The Japan Society of Applied Physics.Jpn. J. Appl. Phys. 57 01AB06 (2018)ヘリウムプラズマにさらされたタングステン壁上に成長する気泡状構造を分子シミュレーションを用いて調べた例。スパッタリング率、ヘリウム吸収率等の動的変化を計算した。レーションを用いて計算した例。成膜方法と原子結合の異方性の関係を検討した。堆積法によるアモルファス炭素成膜Copyright (2012) The Japan Society of Applied Physics.Jpn. J. Appl. Phys. 51 01AC05 (2012)■■核核融融合合研研究究にに資資すするる分分子子シシミミュュレレーーシショョンン■■ププララズズママププロロセセッッシシンンググにに資資すするる分分子子シシミミュュレレーーシショョンンアモルファス炭素の成膜過程を分子シミュ■■ププララズズママ照照射射実実験験水素プラズマにさらされたLHDの炭素壁から放出される水素分子の放出過程を分子シミュレーションで調べた例。(a)放出の原子過程(b)放出角分布(c)並進エネルギー分布 (d)振動準位分布(e)回転準位分布 Contrib. Plasma Phys., 2020;e201900152.(c)大気圧プラズマや真空プラズマ装置を用いて材料へのプラズマ照射実験を行い、分子シミュレーションとの比較を行う。(a)-(c) 大気圧プラズマ装置による照射実験の様子。(d) ヘリウムプラズマを照射したタングステン材の表面のSEM像。J. Appl. Phys. 107 123306 (2010)50内容:内 容 プラズマと材料の相互作用が織り成す複雑な物理現象に焦点を当て研究を進めています。 プラズマと材料の相互作用が織り成す複雑な物理現象に焦点を当て研究を進めています。 情報社会を支える半導体微細加工や薄膜生成などの材料プロセ 情報社会を支える半導体微細加工や薄膜生成などの材料プス、プラズマメスや滅菌などの医療技術など、プラズマと物質の相ロセス、プラズマメスや滅菌などの医療技術など、プラズマ互作用を利用した技術は私たちの生活に深く関わっています。さらと物質の相互作用を利用した技術は私たちの生活に深く関に、一億度以上の高温プラズマを磁場や慣性の力で閉じ込める核わっています。さらに、一億度以上の高温プラズマを磁場や融合発電技術は、エネルギー問題を解決する有力な手段のひとつ慣性の力で閉じ込める核融合発電技術は、エネルギー問題をとして、実現に向けて着々と研究が続けられています。解決する有力な手段のひとつとして、実現に向けて着々と研究が続けられています。 プラズマを用いた薄膜生成、材料表面に形成されるナノ構造の形 プラズマを用いた薄膜生成、材料表面に形成されるナノ構成過程、高エネルギープラズマにさらされる核融合炉材料の損耗造の形成過程、高エネルギープラズマにさらされる核融合炉過程や燃料リサイクリング過程など、材料とプラズマの多様な相互材料の損耗過程や燃料リサイクリング過程など、材料とプラ作用を、分子シミュレーションを用いた原子スケールの解析を主軸ズマの多様な相互作用を、分子シミュレーションを用いた原として実験研究と比較しながら研究を進めています。子スケールの解析を主軸として実験研究と比較しながら研究を進めています。アピールポイント: スパコンを用いた大規模な分子動力学シミュレーションを実施すアピールポイントることで、プラズマ-材料相互作用に関するマクロスケールの現象 スパコンを用いた大規模な分子動力学シミュレーションをを原子スケールから理解する知見を提供できることが強みです。実施することで、プラズマー材料相互作用に関するマクロスケールの現象を原子スケールから理解する知見を提供できることが強みです。分  野: 情報科学専  門: プラズマ-材料相互作用情報科学分 野E-mail : saitos@yz.yamagata-u.ac.jp専 門プラズマー材料相互作用Tel : 0238-26-3334Fax : 0238-26-3299E-mail ・ saitos@yz.yamagata-u.ac.jpTel ・ 0238-26-3334               Fax ・ 0238-26-3299HP : http://saitos-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/HP ・ http://saitos-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/プラズマ-材料相互作用の分子シミュレーションキーワード[ 素過程、動力学、ハイパフォーマンスコンピューティング ]帯電と除電を操って、測る、動かす、くっつけるキーワード[ 非接触抵抗測定、帯電・除電、静電吸着 ]准教授 齋藤 誠紀准教授 杉本 俊之

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