2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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76木質構造物の静的加力実験地震被害予測のための建物群モデル木質構造物の実大振動実験地震時挙動を再現できる解析モデル内 容 版画領域のなかで、金属凹版を専門にしています。版画はその性質上、社会性を帯びたメディアであるといえます。社会と関わり、“事象”を生み出す様は「版との対話(相互関係性)」と極めて高い近似性を持ちます。版表現から社会的アクションへの拡張は、アートがオルタナティブを持ち込みメディウムとして化学反応を起こし結合する、クリエイティヴなアプローチであるといえます。 近年、芸術は社会になければならないものとして、アートが専門家占有のものから、創造たる万人のものとして再定義されました。今現在、現代人の心や社会がアートを必要とする問題、課題を多数抱えていることも挙げられます。これらを背景に多くの大学や自治体でもアートを享受してもらおうという活動が試みられています。 大学の資産である研究や学生を社会の様々な機関と繋ぎ、主体的にプロデュースすること、研究活動を積極的に地域社会に公開・発表することを通じ、地域社会へと貢献する造形芸術振興の場面を設けることで、多くの学外の多種多様な人たちの声を聞く機会を得、新しい発想の創出やアイデアの実現として繋げることを目指しています。造形芸術絵画・版画分 野専 門E-mail ・ fumikoy@e.yamagata-u.ac.jpTel ・ 023-628-4339Fax ・ 023-628-4454内 容内容: 日本は大きな地震が頻発する地震大国です。そのため、地震に 日本は大きな地震が頻発する地震大国です。そのため、地より失われる人命を減らすためにも、日本に多数存在する木質構震により失われる人命を減らすためにも、日本に多数存在す造建築物の耐震性能を評価することは重要と言えます。る木質構造建築物の耐震性能を評価することは重要と言えま この耐震性能を評価するためには、実験が不可欠です。わたしす。はこれまで、木質構造物の振動実験や静的実験を行い、その耐震 この耐震性能を評価するためには、実験が不可欠です。わ性能を評価してきました。特に振動実験では、特性が異なる様々たしはこれまで、木質構造物の振動実験や静的実験を行い、な地震動を入力し、地震動の特性と被害の関係を検証しました。まその耐震性能を評価してきました。特に振動実験では、特性た、この実験結果をもとに、地震時の挙動を再現できる解析モデルが異なる様々な地震動を入力し、地震動の特性と被害の関係を開発しました。現在は、耐震性能が低いものから高いものまで存を検証しました。また、この実験結果をもとに、地震時の挙在する既存の木質構造物群をモデル化した、建物群モデルの開動を再現できる解析モデルを開発しました。現在は、耐震性発に取り組んでいます。建物群モデルができれば、地震が発生し能が低いものから高いものまで存在する既存の木質構造物群をモデル化した、建物群モデルの開発に取り組んでいます。た直後に生じた被害を推定する地震被害推定や、将来発生する地建物群モデルができれば、地震が発生した直後に生じた被害震による被害を予測する地震被害予測を、正確に行うことができまを推定する地震被害推定や、将来発生する地震による被害をす。予測する地震被害予測を、正確に行うことができます。アピールポイント:アピールポイント ・産学連携に積極的に取り組み、既存木質構造物の耐震性能  の向上に貢献します。・産学連携に積極的に取り組み、既存木質構造物の耐震性能 ・地域の実情に応じた研究活動を行います。の向上に貢献します。・地域の実情に応じた研究活動を行います分  野: 建築構造専  門: 木質構造、地震工学分 野建築構造専 門木質構造、地震工学E-mail : shiomitsu@yz.yamagata-u.ac.jpTel : 023-628-4352  E-mail ・ shiomitsu@yz.yamagata-u.ac.jpFax : 023-628-4352     Tel ・ 023-628-4352Fax ・ 023-628-4352HP : http://shiomitsu.site/HP ・ http://shiomitsu.site/版画と拡張された版概念による社会的アプローチキーワード[ 版との対話、相互関係性、オルタナティヴ、クリエイティビティ ]既存木質構造物の耐震性能評価と動的解析モデルの開発キーワード[ 地震工学、木質構造 ]教授 八木 文子助教 汐満 将史

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