2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
86/108

R12R13R23=R23R13R12内 容内容: 全ての物質は原子の集まりであり、さらに原子は電子と原子核から成り立っています。電子は電荷を持つだけでなく、微小磁石(スピン)としての性質も持っています。このスピンがどのように並んでいるかによって物質の性質は大きく変わります。 本研究室では、種々の物質のスピンの状態を調べる研究や、強い磁場とスピンとの相互作用を利用して、物質の状態を制御することで、高機能な材料を作るための基礎研究を行っています。永久磁石とは,微小磁石であるスピンが全て同じ方向を向いて 永久磁石とは、微小磁石であるスピンが全て同じ方向を向強く固まった物質です.しかし世界最強のネオジム磁石でも,そのいて強く固まった物質です。しかし世界最強のネオジム磁石性能はまだ充分とは言えません.そこで我々は,地球環境問題へでも、その性能はまだ充分とは言えません。そこで我々は、の貢献も視野に入れたプロジェクト研究を展開しています.地球環境問題への貢献も視野に入れたプロジェクト研究を展開しています。アピールポイント:内 容内容: 数理物理学のn-体問題は一般には解けません。しかしな数理物理学のn-体問題は一般には解けません。しかしながら模型がら模型が対称性を持つ場合には解けることがあり、これをが対称性を持つ場合には解けることがあり、これを可解模型(可積分系)とよびます。模型の自由度nを無限大∞にすると、自由度が可解模型(可積分系)とよびます。模型の自由度nを無限大∞にすると、自由度が有限の場合よりも数学的により深い対有限の場合よりも数学的により深い対称性が現れることがあり、称性が現れることがあり、これを無限可積分系とよびます。これを無限可積分系とよびます。無限可積分系には無限対称性(無限次元代数)が存在し、その表現論を究明することで、無限可無限可積分系には無限対称性(無限次元代数)が存在し、そ積分系の分配関数、相関関数の厳密解の積分表示などを得ることの表現論を究明することで、無限可積分系の分配関数、相関ができます。無限可積分系は無限自由度の解析学の示唆的な例関数の厳密解の積分表示などを得ることができます。無限可を与えると考えられます。積分系は無限自由度の解析学の示唆的な例を与えると考えら 無限可積分系のうち、模型が楕円関数で記述される場合の代表れます。的な対称性である楕円量子群Uq,p(g),楕円変形W-代数Wq,t(g)に 無限可積分系のうち、模型が楕円関数で記述される場合のついて研究しています。これらの対称性のVertex Operator, 代表的な対称性である楕円量子群Uq,p(g)、楕円変形W-代Screening Operator, Boundary State の自由場表現の構成行なうこ数Wq,t(g)について研究しています。これらの対称性のとで、可解模型の相関関数の積分表示を近似なしに書き下します。Vertex Operator, Screening Operator, Boundary State の楕円量子群の模型は、共形場理論、量子群の模型をその退化極自由場表現の構成を行なうことで、可解模型の相関関数の積限として持つより高位対称性の模型であり、楕円量子群の研究は分表示を近似なしに書き下します。楕円量子群の模型は、共数学的に重要なテーマです。形場理論、量子群の模型をその退化極限として持つより高位対称性の模型であり、楕円量子群の研究は数学的に重要なテーマです。数物学可積分系、数理物理学全ての物質は原子の集まりであり,さらに原子は電子と原子核から成り立っています.電子は電荷を持つだけでなく,微小磁石(スピン)としての性質も持っています.このスピンがどのように並んでいるかによって物質の性質は大きく変わります.本研究室では,種々の物質のスピンの状態を調べる研究や,強い磁場とスピンとの相互作用を利用して,物質の状態を制御することで,高機能な材料を作るための基礎研究を行っています.強い磁場や薄膜プロセスを用いてネオジム磁石や新しい希土類アピールポイント磁石について,その内部や表面・界面を原子レベルで制御するこ 強い磁場や薄膜プロセスを用いてネオジム磁石や新しい希土とで,貴重なレアメタルであるディスプロシウムを用いずに高性能類磁石について、その内部や表面・界面を原子レベルで制御す化させることを目指しています.これによってハイブリットカー駆動ることで、貴重なレアメタルであるディスプロシウムを用いずモーターのような高温環境でも動作可能な,小型で高性能な磁石に高性能化させることを目指しています。これによってハイブが安価に供給できると期待されています.リッドカー駆動モーターのような高温環境でも動作可能な、小型で高性能な磁石が安価に供給できると期待されています。分野:数物学分野専門:物性物理学,磁性材料分 野数物学分野E-mail:kato@yz.yamagata-u.ac.jp専 門物性物理学、磁性材料TEL :0238-26-3373E-mail ・ kato@yz.yamagata-u.ac.jpFAX :0238-26-3373Tel ・ 0238-26-3373Fax ・ 0238-26-3373HP ・ http://i-physics.yz.yamagata-u.ac.jp/薄膜プロセスによるモデル粒界の形成と保磁力メカニズムの解明84分  野: 数物学専  門: 可積分系,数理物理学分 野 専 門 E-mail : kojima@yz.yamagata-u.ac.jpE-mail ・ kojima@yz.yamagata-u.ac.jpTel&Fax:0238-26-3376Tel & Fax ・ 0238-26-3376HP : http://i-physics.yz.yamagata-u.ac.jp/スピンを制御して新機能、超強力永久磁石の開発スピンを制御して新機能,超強力永久磁石の開発キーワード[ スピン、永久磁石、強磁場、ハイブリッドカー ][キーワード:スピン,永久磁石,強磁場,ハイブリッドカー]無限対称性から可解模型の厳密解を構成キーワード[ 無限可積分系、楕円量子群、自由場表現 ]加藤宏朗教授Yang-Baxter方程式教授 加藤 宏朗教授 小島 武夫

元のページ  ../index.html#86

このブックを見る