2020-2022 山形大学 テクニカルシーズ
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植物ポリカーボネー 強磁性形状記憶合金Ni2MnGaのNiをPtに置換したNi2-xPtxMnGa (x = 0, 0.1, 0.2)の初透磁率の温度変化を示している.Pt置換量xとともに,TM(マルテンサイト変態温度)は上昇し,TC(キュリー温度)は下降し,x = 0.2において両者がほぼ等しくなる様子がわかる.ト糖・多糖など重合性化合物(モノマー)ポリエステルポリアミド内容:分  野: 機能高分子工学専  門: 高分子合成化学機能高分子工学分 野 E-mail : haba@yz.yamagata-u.ac.jp専 門高分子合成化学Tel : 0238-26-3091 E-mail ・ haba@yz.yamagata-u.ac.jpFax : 0238-26-3091Tel ・ 0238-26-3091Fax ・ 0238-26-3091など               写真の貼り付け願います内 容 現在、プラスチックの多くは石油を原料として合成されていますが、 現在、プラスチックの多くは石油を原料として合成されていますが、石油は枯渇することが懸念されていること、価格石油は枯渇することが懸念されていること、価格の変動を受けやすの変動を受けやすいという欠点を抱えています。また近年でいという欠点を抱えています。また近年では、焼却時に発生する二は、焼却時に発生する二酸化炭素による温暖化や、プラスチッ酸化炭素による温暖化や、プラスチックへの残留モノマーの毒性がクへの残留モノマーの毒性が問題になったりします。一方、問題になったりします。一方、植物には、セルロースや糖のような有植物には、セルロースや糖のような有機化合物がが大量に含機化合物がが大量に含まれています。これらは空気中の二酸化炭まれています。これらは空気中の二酸化炭素が固定化されて素が固定化されてつくられるものですし、また植物は数年程度で育つくられるものですし、また植物は数年程度で育てることが可能ですので、これらの物質は再生産可能な炭素資源とみなてることが可能ですので、これらの物質は再生産可能な炭素資源とすことができます。みなすことができます。 当研究室では、このような植物由来の有機化合物を利用し 当研究室では、このような植物由来の有機化合物を利用して新規て新規なモノマーを合成し、その重合によって新規なプラスなモノマーを合成し、その重合によって新規なプラスチックの合成をチックの合成を行っています。またこのようにして合成した行っています。またこのようにして合成したモノマーを用いたポリ乳酸モノマーを用いたポリ乳酸等の既存のポリマーの改質につい等の既存のポリマーの改質についても検討しています。ても検討しています。内 容内容: 形状記憶合金というものは,高温で形状を記憶させれば,低温で 形状記憶合金というものは、高温で形状を記憶させれば、変形させても,高温にすると,記憶した形状に戻ります.強磁性形低温で変形させても、高温にすると、記憶した形状に戻ります。強磁性形状記憶合金では、温度を変えることだけでなく、状記憶合金では,温度を変えることだけでなく,磁場を作用させる磁場を作用させることで元の形状に戻すことができるということで元の形状に戻すことができるというものです.そのメカニズムものです。そのメカニズムはマルテンサイト変態と呼ばれるはマルテンサイト変態と呼ばれる結晶構造相転移を利用したもの結晶構造相転移を利用したものであり、このマルテンサイトであり,このマルテンサイト変態は形状の変化だけでなく,大きな磁変態は形状の変化だけでなく、大きな磁気熱量効果や磁気膨気熱量効果や磁気膨張効果をともなうため,例えば,磁気冷凍材張効果をともなうため、例えば、磁気冷凍材料や圧力発電素料や圧力発電素子などの磁性を起因とした諸性質をもつ材料とし子などの磁性を起因とした諸性質をもつ材料として開発が行て開発が行われています.われています。 これらの材料の開発を支えるべく、強磁性形状記憶合金の これらの材料の開発を支えるべく,強磁性形状記憶合金の基礎基礎物性およびその発生機構について研究しています。物性およびその発生機構について研究しています。 多結晶や単結晶の試料を作製し、物性測定を行っています。 多結晶や単結晶の試料を作製し,物性測定を行っています。東東北大金研や東大物性研と共同研究を行い、強磁場・極低温北大金研や東大物性研と共同研究を行い,強磁場・極低温での磁での磁化測定をはじめ、高圧力下での測定も行っています。化測定をはじめ,高圧力下での測定も行っています.磁性を中心と磁性を中心として特徴的な諸性質の発現機構などの解明に実して特徴的な諸性質の発現機構などの解明に実験の面から取り組験の面から取り組んでいます。んでいます.アピールポイントアピールポイント: 磁性に関する基礎的な研究が主ですが,積極的に産学連携に取 磁性に関する基礎的な研究が主ですが、積極的に産学連携り組みます.に取り組みます。分  野: 数物学専  門: 物理学,固体物性(磁性)分 野数物学 専 門物理学、固体物性(磁性)E-mail : adachy@yz.yamagata-u.ac.jpTel : 0238-26-3381E-mail ・ adachy@yz.yamagata-u.ac.jpFax : 0238-26-3381Tel ・ 0238-26-3381Fax ・ 0238-26-338185植物由来物質を利用した高分子合成植物由来物質を利用した高分子合成キーワード[ 糖、植物性炭素資源、生分解性高分子 ]キーワード[ 糖,植物性炭素資源,生分解性高分子 ] 強磁性形状記憶合金についての基礎研究キーワード[ 物理学、固体物理、磁性、磁性材料 ]教授 羽場 修准教授 安達 義也教授 羽場 修

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