工学部だより
関根智仁准教授が山形県科学技術奨励賞を受賞!
2024/3/1
令和6年2月26日(月)、本学の関根智仁准教授(有機材料システム研究科)の山形県科学技術奨励賞受賞が決定しました。
この表彰は、「科学技術に関して優れた研究成果をあげた若手研究者に「山形県科学技術 奨励賞」を贈呈し、その功績を讃え顕彰することで、県内の若手研究者の研 究意欲の向上を図るとともに、将来の研究者の確保に資すること」を目的として山形県が定めているものです。
対象となった業績は「機能性有機材料の電子人工皮膚応用に関する研究」。
この研究では、従来困難とされていた圧力や温度などを検出できる薄くて軽い物理センサデバイスを開発し、ヒトの皮膚機能を模倣した電子人工皮膚の作製と高性能化に貢献しました。
本研究の基盤的技術である塗布プロセスによる薄膜多層化やセンサデバイス高性能化は、デバイスの開発にとどまらず、材料科学分野の界面設計論や高性能なロボットの構築など学術・産業の両面に対して様々な応用展開が期待できます。
【関根准教授のコメント】
この度は、山形県科学技術奨励賞という身に余る賞を頂戴し、大変光栄に存じます。本賞は、研究室の学生やスタッフの皆様など、これまで研究に携わって頂いたすべての方々のおかげで受賞することが出来ました。選考して下さった方々にも重ねて御礼申し上げます。最後に、日々支えてくれる家族にも感謝し、今後も精進していく所存です。