工学部だより
「山形大学工学部学生相談室研修会」を開催しました
2010/12/7
平成22年11月27日（土）、百周年記念会館を会場に「山形大学工学部学生相談室研修会」を開催しました。
ＮＰＯ法人「アスペ・エルデの会」のご協力の下、福祉医療機構の助成事業（共催）として実施したものです。発達障害に分類されるアスペルガー障害や高機能自閉症について、該当する学生の特徴を理解し、指導の方法について学びました。
当日は、中京大学現代社会学部教授であり「アスペ・エルデの会」CEOでもある辻井正次氏をお招きし、「成人期の高機能広汎性発達障害者と家族のサポートツール開発事業」というテーマでご講演いただきました。辻井氏は、発達障害について「他者の意図･感情を読むのが苦手」「一つのことに焦点が合うと他のことが目に入りにくくなる」「自分で計画を立て実行するのが苦手」等の特徴について解説し、「対話の際、抽象的な言葉は避け、出来るだけ具体的で分かりやすい表現を心掛けること」など、日常心掛ける点をご教授くださいました。講演後は、グループごとにワークブックを使用し、当事者への理解と支援の方法についてより深く学ぶためのワークショップを行いました。
研修会には、学内外含めて約６０名の参加があり、参加者は真剣に取り組んでいました。
