工学部だより
「地域ものづくりシニアインストラクター養成スクール」修了式及び記念講演会を開催しました
2011/11/10
ものづくり企業の幹部や経験豊富なＯＢらを現場改善などの指導者として育成する「地域ものづくりシニアインストラクター養成スクール」の修了式を、平成23年11月1日（火）に行いました。
本スクールは、地域のものづくり中小企業において企業の経営力・技術力・競争力を向上させるために、８月から毎週火曜日１４日間にわたり、全国中小企業団体中央会からの支援の下、本学国際事業化研究センター主催で実施したものです。受講生は、生産システム、品質管理、管理会計、人材育成の４分野で、企業の現場改善等に必要な知識等を習得し、開発設計から製造・物流までの流れ全体を俯瞰できる効果的なカリキュラムを受講しました。研修指導には、本学大学院MOTコースの教員に加え、東京大学ものづくり経営研究センター（MMRC)や地元企業経営者などの経験豊富な講師陣があたりました。
今回初めての試みでしたが、山形県内を中心に、福島県、宮城県、栃木県、埼玉県と遠方からも数多くの受講生が集まり、第一期生となる２４人が修了しました。受講生代表として、米沢市の鈴木利雄さんが本スクールの校長である伊藤洋東京大ＭＭＲＣ特任研究員より修了証書を授与されました。
修了式後には、東京大ＭＭＲＣの藤本隆宏センター長が「アーキテクチャの位置取り戦略」というテーマで記念講演を行いました。
今後は、養成したインストラクターが地域中小企業の現場改善指導等を行い、幅広く活躍できる仕組み作りを行っていく予定です。
