工学部だより
「山形大学研究シーズ活用セミナー」を開催しました
2011/12/20
「山形大学研究シーズ活用セミナー」を、平成23年12月8日（木）に米沢街中サテライトキャンパスにおいて開催しました。当日は、置賜地域の企業経営者や幹部技術者など約65名の参加者が集まりました。
今回のセミナーでは、「産学官連携功労者表彰 内閣総理大臣賞受賞記念講演」として、本学大学院理工学研究科の井上隆客員教授と日立化成工業株式会社の稲田禎一主管研究員が講演を行いました。井上教授と稲田研究員は「電子機器の小型化・大容量化を可能とする半導体接着技術～ダイボンディングフィルムの開発～」において本賞を受賞。今年9月に東京国際フォーラムで開催された授与式に出席しました。
井上教授は「新しいプラスチック材料2件」というテーマで講演を行いました。30㎞／時程度の衝撃にも壊れないでエネルギー吸収するプラスチック（NOVA）、200℃でプレス成形できスチールの5倍の比強度を有するCFRP（炭素繊維強化プラスチック）など、自身が開発した新たなプラスチック材料を紹介し、「今後は開発した技術を地域企業にも還元していきたいと思いますので、是非ご相談ください」と語りました。
講演終了後にはポスターセッション（技術交流会）も行われ、盛会のうちに終了しました。
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