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山形大学公開講座・学園都市推進協議会まちなかカレッジ「米沢と山大工学部-地域と大学の共生-」を開講しました

2012/5/9

 公開講座・まちなかカレッジ「米沢と山大工学部-地域と大学の共生-」を、平成24年5月9日(水)に本学部で開講しました。

 本講座は本学部システム創成工学科1年生の講義を学園都市推進協議会が例年開催している「まちなかカレッジ」の一環として位置づけ、一般の方々にも開放したものです。米沢になぜ工学部があり、地域とどのように結びついて発展してきたのかを知り、米沢での充実した学生生活を送ってもらい、将来の技術者としての自覚を高めてもらおうというねらいです。

 初回となる今回は、山本陽史教授が「なぜ国立大学には工学部が多いのか」というテーマで講演を行いました。山本教授は、戦後の日本に工学部が誕生した流れやその歴史的背景などを紹介。講演の中で、「衣食住などで我々の身の回りにある『もの』のほとんどは工学的技術で作られている。工学がなければ地球環境問題やエネルギー問題を具体的な手段で解決することは出来ない」と述べ、現代社会において『工学』ひいては技術者を育てる『工学部』がいかに重要な役割を担っているかを解説しました。
 また、数名ずつのグループを作って話をする時間を設けるなど、学生と市民の方の交流を深めるような工夫も凝らされています。参加した市民の方からは、「工学部が米沢にあることの経済的価値の話も伺いたいです」、「同じグループの学生さんとの話も楽しみです」などの感想がありました。

 本講座は計12回、7月25日まで毎週水曜日に開講します。

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