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工学部だより
2015年以前

工学部だより

ペルー共和国の4大学で工学部・理工学研究科の紹介を行いました

2013/6/3

 平成25年5月27日から31日にかけて、山形大学がペルー共和国に所在するサン・マルコス国立大学(リマ市)とペルー国立工科大学(同市)との間で大学間協定を締結するのに伴い、理工学研究科の綾部誠准教授が、渉外部の大崎直太教授、人文学部の坂井正人教授、農学部のラリー・ロペス准教授らに同行する形で同国に渡航し、工学部と理工学研究科における研究分野の特徴、留学生の学生生活、留学の方法、奨学金制度などについて各大学で、スペイン語で講演・解説を行いました。

 また昨年12月に大学間協定を締結したカトリカ大学、ラ・モリーナ農業大学を表敬訪問し、学長や国際担当局長らと会談し、工学部・理工学研究科の研究と教育の内容を紹介しました。訪問したそれぞれの大学では、特に工学分野への学生・教員の興味・関心が高く、積極的な質疑応答がなされました。

 今回、山形大学はペルーで大学間協定を締結している3つの国立大学からの留学生に対して学費・入学金の免除制度を創設する予定となっています(サン・マルコス国立大学、国立ラ・モリーナ農業大学、国立工科大学が対象で、各大学とも博士前期課程の学生各2名が対象、最大計6名)。

 またペルーの大学連合組織であるALIANZA ESTRATÉGICAは、これまでに海外に留学する学生に対して貸与してきた学資制度(月額約800ドル)を、山形大学にも適用拡大をして、貸与する予定となっています。

 ペルーには日系人も多く、近年の天然資源の輸出を通じた急速な経済発展により、同国は南米のなかでも重要な国として位置づけられています。今回の訪問により、山形大学工学部・理工学研究科との学術交流・国際交流が一段と深まることが期待されます。

サン・マルコス大学における工学部・理工学研究科の紹介

ペルー国立工科大学長らに対する大学の紹介

ペルー国立工科大学の図書館

カトリカ大学のキャンパス風景

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