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広瀬精二先生(電気電子工学分野)の最終講義を開講しました

2014/3/17

  平成26年3月3日(月)、今年度限りで工学部を退職される広瀬精二先生(電気電子工学分野)による最終講義「圧電材料・圧電デバイスの研究を振り返って」が行われました。
 広瀬先生は、昭和46年山形大学工学部電子工学科を卒業後、同年4月に山形大学助手として採用されました。平成元年に東北大学より工学博士の学位を授与され、平成2年に講師、平成4年に助教授、平成10年には教授に昇進され、今日に至る43年間もの長きに亘って多数の学生のご指導と研究にあたってこられました。その間、平成5年5月から翌年3月までペンシルバニア州立大学材料研究所で客員研究員も務められれました。
 先生のご研究は、圧電材料開発のための評価システム、圧電トランス、非接触式超音波モーターに関する研究の3つに分けられますが、いずれにおいても各界から高い評価を受けています。特に圧電トランスの研究成果は液晶ディスプレイのバックライト点灯用の高圧電源において実用化されています。
 最終講義には本学部の学生・教職員をはじめ、遠方からの卒業生も集まりました。講義では、共同研究者とのエピソードなどを交えつつ、ご研究について詳細に説明されました。講演終了後は花束の贈呈が行われ、出席者は盛大な拍手で教育研究にご尽力された広瀬先生に感謝の意を伝えました。講義後は百周年記念会館に会場を移し、広瀬先生を囲んでの茶話会が開かれました。茶話会には最終講義を聴講した多数の方々が出席し、和やかなひとときを過ごしました。

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