工学部だより
山形大学工学部『重要文化財コンサート2018』を開催しました。(10/5)
2018/10/11
工学部では、去る10月5日(金)、恒例の『重要文化財コンサート2018』を開催しました。
このコンサートは毎年『吾妻祭』の開催に合わせて、工学部OB・OGへのホームカミングデーのイベントとして、がん検診の受診率向上を目指した取り組みでライトアップされた旧米沢高等工業学校本館(重要文化財)を会場に毎年開催されているもので、第16回となる今年は、世界を舞台に活躍されているピアニストの福田直樹氏を奏者にお招きしてのチェンバロソロコンサートとなりました。
チェンバロは、ルネサンス音楽やバロック音楽で広く使用された楽器で、ロココ様式の文化が栄えた18世紀のフランスを中心とするラテン語圏においても、贅を尽くした貴族の優雅な生活には欠かせない楽器であったと言われています。
当日のコンサートでは、第1部でバロック音楽を代表するバッハ作曲のプログラムを演奏。福田氏がモーツァルトに扮し再入場した第2部では、ロココ時代を代表するモーツァルト作曲のプログラムを演奏し、明治43年に建てられたルネサンス様式の会場の中、参加者70名がチェンバロのその優しく優雅な調べに酔いしれていました。
なお、当日は、コンサートの開演に先駆けて行なわれた旧米沢高等工業学校本館の見学ツアーも行なわれ、多くの参加者がトーマス・エジソンの蓄音機などの大変貴重な展示品の数々をとても興味深くご覧になられていました。
▲ピンクにライトアップされた旧米沢高等工業学校本館
▲チェンバロについて説明される福田氏
▲満員となった会場
▲モーツァルトに扮して演奏される福田氏
▲見学ツアーの様子
▲コンサート後に新聞部の取材を受けるモーツァルト